13年と3カ月前の大雨の日、
『雨の中震えて泣いていたから』と
お兄ちゃんに抱き抱えらえて家にやってきたナナは
まだおそらく生後3カ月ほどの小さな子犬でした
マンションだし犬を飼う予定なんてなかったので
お兄ちゃんはお父さんへの言い訳を悩みながら朝を迎えたら
父が家にあった荷造り用のビニールテープを首輪にして
散歩に連れていっていて拍子抜けしてた
『だってトイレがかわいそうだろう』ってそりゃそうだけど
そんなふうに自然と家族に加わったナナは
想像以上に成長して18kgまでになりました
尻尾も振らないし 「ナナ」って呼んだら
ときどき面倒臭そうにため息をついたりしてたけど
おやつを欲しがるときの上目遣いや
浜辺を駆け回るときの嬉しそうな顔だったり
すごい格好してソファで寝息をたてる姿とか
たまにテンションあがって抱きついてくるところ
全部がいとしくて 家族の天使だったナナ
そして13年と3カ月後のおとといの雪の日、
天国へと旅立ってゆきました
私は家族の中で一番ナナと過ごした時間が少ない
その私でさえ こんなに苦しいし辛い
最後まで一緒に住んでいた家族のかなしみを思ったら
苦しくてたまらない
少しずつ少しずつでも 家族の心が癒されますように
ナナに感謝して
0 件のコメント:
コメントを投稿